1. 初出
108氏の2chへの最初の書き込みは 2008年1月08日。
「行動不要論者」とは別人。 次のように書き込んでいるので。
744:108:2008/01/15(火)04:25:20ID:DXSlMaYY0
この質問には、行動不要論者さんに是非とも責任持ってお答えいただきたいのですがw
2. 人物像
「引き寄せ」を数十年も研究している。 「引き寄せの法則」を知る前から、類似手法を独自に探求してた。
108氏が2chで「手放す」について書き込んだ後、それを称賛するスレ民は「『ザ・チケット』とかいうタイトルで本にして欲しいんだぜww」と書き込んだ。 それに応じてか108氏は『ザ・チケット』という本を出版。 現在はセミナー(?)みたいなのもやっている模様。
3. 実現したこと
3.1. 体験談の報告
108氏はコテハンになってからは自分の体験談(自分がどんなメソッドでどんな願望をかなえたか)をスレに報告していない。 他人へのアドバイスのみ。
この点について、彼は次のように述べる:
711:108◆90KoxUVipw:2008/02/13(水)04:46:18ID:AYOu3+wa0
あと実体験については、名無し時から何度か書き込んでいます。 しかし現在は、特に参考になる場合を除いて差し控えるようにしました。
理由の一つは、個人的な成功体験を書いても、「読んだ人のモチべーションが一時的に上がる」ことくらいしか、メリットを見いだせないからです。(むしろデメリットの方が多いと感じています)
そこに至るプロセスは実際には無限なはずですから、個人的な特定のケースで先入観を与えない方が、第三者的には有効だろうと考えています。
3.2. 実社会での成功
108氏は『ザ・チケット』などの書籍を出版しています。
セミナー(?)も開催。 例えば次:
- 108塾 ULTIMATE - ¥498,000
- エキスパート養成講座 - ¥198,000
- チケット塾 - ¥29,800
4. 引き寄せの原理
4.1. ホログラフィック理論
108氏が提唱する「引き寄せ」理論のベースはホログラフィック理論。 次のように述べています:
203:108:2008/01/09(水)03:41:44ID:cOZU5XW+0
私の現在の方法論はホログラフィック理論がベースになっています。
「ホログラフィック理論」と呼ばれ得るものには次の2つがあります:
- ホログラフィック原理 ・・・ 宇宙(universe)を、宇宙の境界(最果ての端)の二次元の表面に描かれた情報構造と見なす。
- 内在秩序と外在秩序 ・・・ 物理学者 David Bohm が提唱する説。 我々が知覚する世界(Bohm は "explicate order" と呼ぶ)はホログラムの映像のような幻影。 ホログラムのフィルムに相当する世界(Bohm は "implicate order" と呼ぶ)は我々には知覚できない。 "implicate order" は時間も空間も無い領域。
108氏の言う「ホログラフィック理論」は「ホログラフィック原理」を指すと考えられます。 108氏の次の発言に「宇宙」と出て来るので。
4.2. パラレル・ワールド
108氏の書き込みから、彼が「引き寄せ」をパラレル・ワールドの移行と考えているのも窺えます。4.3. 108氏の認識
858 :108 ◆90KoxUVipw :2008/04/08(火) 04:47:00 ID:cb4w+yO40
ずいぶん前ですが、名無し時代にこんな風に書きました。
「自分が認識している世界は、全て自分自身を通してのみの認識である。 従って、自分が認識している世界のあらゆる属性は、全て自分自身が決定し得る」
私のこのスレでの最初の書き込みは、こんなレスでした:
- 現実=実体ではない(実体は別のところにある)
- 現実とは、その実体から投射された三次元映像のようなものである
- 我々が全ての可能性から自由に選べるように、あらゆる実体は無限のバリエーションを持っている
- 自分にとっての現実とは、我々がその無限のバリエーションの中の、焦点を合わせた部分である
- その現実での他人や現象は、同じところにフォーカスしている他人の意識や現象である
- 本当は全ての可能性をあらゆる人と共有しているが、焦点を合わせているのは、それぞれ自分が選んだ現実である
- 「この現実」に焦点を合わせているのはあくまで自分だし、その意味で自分しか自分の現実を創れない(選べない)が、実際には全ての可能性を共有しているため、他の可能性を選択している自分(の意識)も無限にある
- つまり現実とは、そこにフォーカスしたもの同士の意識が、その意識や現象と交流している「場」である
4.4. 108氏に影響を与えた書物
108氏は最も影響を受けた本として次の2つを挙げている:
- ヴァジム・ゼランド著「リアリティー・トランサーフィン」
- マイケル・タルボット著「ホログラフィック・ユニヴァース」
5. メソッド
108氏のメソッドは「別の領域(≒潜在意識)に任せる。 願望を手放す」。
2chの「843:108◆90KoxUVipw:2008/02/14(木)03:56:12ID:CXFxcW0i0」の書き込みで、108氏は「手放す」を2つに分類している:
- 願望実現を妨げる余計な感情や思考を手放す(=クレンジング)
- 願望そのものを手放す
5.1. 願望にまつわる余計な感情や思考を手放す
一般的なクレンジングと同じ。 自分の心の中で願望実現を妨げる要因を取り去る。
108氏は次のように述べている:
願望に対する「無理だ」「いけない」等のマイナス感情や固定観念、願望への重要度が高まりすぎたことによる、執着心や過剰ポテンシャル、これらのものを手放す
108氏によると、願望実現を妨げるのは内面的な(自分の心の中の)要因のみ。 外部的な(自分の内面以外の環境などの)要因は実は存在しない。「外部的な障害」と感じるものは、実は自分が設定している。
5.2. 願望そのものを手放す
概要
- 世界は「エゴ* の領域」と「別の領域」に分けられる。「エゴの領域」以外は全て「別の領域」。
- 願望を生み出すのは「エゴ」。 願望を実現するのは「別の領域」。
- 「エゴ」が願望を「別の領域」に渡すと、願望が実現する。
- なのに「エゴ」は願望を手放さない。「もう、や~めた!」と放り出さない。 それが普通。 願望を手放すとは「~したい/なりたい」という思いを捨て去ることだから。
- そこで、エゴに願望を手放させる。 その方法は下記。
* 108氏は「エゴ」を次のように定義する:
「我々は個別の存在であり、安全から切り離されている」という観念に基づいた自我意識と、そこから生ずるあらゆる思考と感情。 また、それによって生じた全ての現象と結果であり「恐怖心」の源泉であるもの。手放し方
108氏は、「願望」を「チケット」に例える。「チケット」である「願望」を「別の領域」に渡すと、「別の領域」は「願望」を実現する。 コンサート会場の受付でチケットを渡してコンサートを見るのと同じ。
「願望を抱く= チケットを得る」。 なので、誰もがチケットは既に持っている。 あとは「チケット」を「別の領域」に渡すだけ。 どう渡すのか? 単に手放す。「エゴの領域」以外は全て「別の領域」なので、エゴが手放したチケットは、必然的に「別の領域」の手に渡る。
「手放す」コツは、「別の領域」を信じること。「手放して大丈夫なの? ちゃんと願いがかなうの?」という疑念が解消され「別の領域」を信じるメンタリティーへと自分を誘導する。
「別の領域」を信じるメンタリティー
「別の領域」を信じるメンタリティーへ自分を誘導するキーワードは「今」。 108氏は自分の体験から得た認識を次の2文(「今今メソッド」として知られる)で言い表す:
- 願望実現を「いつか」に設定してる限り、何も起こらない
- 今、この瞬間には何一つ起こっていない
1. の解説
「いつか」に設定していると、この先いつになっても願望実現の予定日は「いつか」。 なので永遠に実現しない。 まるで馬の鼻先にぶら下げられた人参。 人参は馬がどれだけ歩こうと、いつまでも馬の鼻先に下がってる。
2. の解説
「今、この瞬間には何一つ起こってないから、何も心配しなくていい。 焦り・不満・不安を感じる必要はない」という意味だと思う。108氏は「今の安心が次の瞬間の安心を生む」と述べている。