《引き寄せ達人》１９９氏のまとめ

1. 初出

１９９氏が初めて２ｃｈ掲示板に書き込んだのは 2008年５月２９日。 元スレはもう存在しないと思われる。「【LOA】ザ・シークレット【引き寄せ】その33」に抜粋が転載されている。

2. 実現したこと

ここ２年くらい、ほぼ働かない* のに毎月300万円くらいの収入。
* ここ２年間の労働時間が、１日８時間労働換算で３０日くらい。

3. 引き寄せの原理

１９９氏は、「引き寄せ」の原理を潜在意識に求める。

「自分が本気で信じる事を潜在意識が引き寄せる」と１９９氏は述べる。

１９９氏によると、潜在意識は次のように自分を願望実現へと導く：

  • あることに興味が湧く。 無性にやりたくなる。
  • 閃きやアイデアが浮かぶ。
  • ある場所に行きたくなる。
  • 誰かに美味い話を持ちかけられるなどする。

こうした導きに素直に従って行動すると願望が実現する。 「どうやって願望が実現されるのか？」と思い悩む必要はない。

4. メソッド

4.1. 常識や思い込みをはずす

常識や思い込みを外す。 常識や思い込みとは、例えば次：

  • お金は働いた対価として得るもの
  • お金は努力や苦労した結果得るもの
  • お金は労働や商品やサービスを提供した結果得られるもの
  • お金を得るのは大変（だから汗水たらして働いて得る）
  • お金を得るのは難しい

4.2. 信念を植え付ける

常識や既成観念を消去した上で、自分の信念を設定する。１９９氏の信念は次：

「お金は好きなことをしていれば勝手に入ってくるもの、毎日何をしてようが年収3000万以上入ってくるのが当然、私はそれに相応しい人間、私にはそういった権利がある、そういった運命にある」

１９９氏はもはや、「お金は働いて得る」の意味を理解できない境地にある。 彼にとって、おカネは酸素と同じ。 「働いて酸素を得る」の意味が分からないのと同じように、「お金は働いて得る」を理解できない。

4.3. 信念を植え付ける方法

自分が望む信念を植え付けるのに１９９氏が用いたのは「アファメーション」と「なりきる」。

アファメーション

植え付けたい信念を毎日、何百回も何千回も繰り返し声に出して言う。 アファに集中する時は、感情を込め心から思い込んで力強く。 それ以外のときもブツブツつぶやく。

１９９氏が用いたアファメーションのセリフとして提示したのは次：

  • 「お金というのは好きなことをしてれば勝手に入ってくるもんなんですよ」
  • 「私は遊んでいて年収3000万が当然の人間なんだ、3000万が相応しいんだ」
  • 「私は遊んでいてもお金持ちになる運命なんだ」
  • 「また今月も通帳に500万振り込まれてたよ... 誰が振り込んでくれるんだろう？」

１９９氏のオススメは「なぜか知らないけど～」。 「なぜか知らないけど毎月◇◇万入ってくる」などと使う。 これにより望ましくない潜在意識の抵抗を封じる。 自分の目標に対し潜在意識が、「～だから無理」と言い出すのを「それでもなぜか知らないけど～」と上書きする。

なりきる

「なりきる」の例は次の通り：

  • ポストに入ってたマンションのチラシを見て「たった3000万？何これ安すぎ。一つ買っておくかな～」。 わざと大げさに言う。
  • 「俺は毎日遊んでいて年収3000万稼いでいる男なんだ」と胸を張ってアピールしながら街を歩く。

4.4.備考

１９９氏は、「アファメーション」も「なりきる」も上記以外に何十種類も行った。 何かに没頭する時間を除き、とにかく潜在意識が根負けするまでやった。 しつこくやった。「起きているときは常に」という勢いで繰り返しやると良い。

瞑想やビジュアリゼーション（イメージング）は、ほぼやってない。「好きなことをしながら3000万」という目標はイメージしにくいし、目標が大きすぎて疑念を押さえきれないから。 アファメーションなら、こうした難点が問題とならない。「心と違って言葉は、完全に自分がコントロールできる。 また、言葉はパワーが強力」と１９９氏は言う。

自己啓発系の本や引き寄せ関連のネットの書き込みを読んで、モチベーションを維持した。

１９９氏は「ＣＤを聞き続けるのも良い」と述べている。

願いは自分に適する方法でかなう。 つまり、願望が実現するプロセスは気にしなくていい。

5. 願望実現までの流れ

最終目標の金額を漠然とイメージしつつ、最初は月収５０万を目標にした。

１～２年して、自分の現状に違和感を感じるようになった。 願望が叶ってないのを不思議に感じもした。 確信が増すにつれ、今の生活に近づいた。

半年ほどで月収５０万を達成。 そこからが難しかった。 未知の世界* で、大きな壁があった。 その壁は、アファメーションと「なりきる」を毎日しつこくやって乗り越えた。
* 未知ゆえイメージに支障があったのだろう。

6. 人物像

９年前（1999年ごろ）から５年ほど頑張ってバイトを続けて数年分暮らせるだけの貯金を蓄え、４年前（2004年ごろ）に一人暮らしを始めた。 それまでの１９９氏は実家暮らし。 対人恐怖症で友達もおらず、半分引きこもり。

１９９氏は超マイナス思考のネガティブ人間だった。 思考が現実に影響するとは思いもせず、常に否定的なことを考えていた。 ずっと子供のままでいたい、絶対に働きたくない、お金持ちになって自由な楽園で過ごしたい。 そんな願望は並外れて強かった。

現在は会社を経営。 でも会社は税金対策。 社員はおらず、社長としての業務もしてない。自分の興味に応じて勉強は続けている。

１９９氏はバシャール* の本が好き。「読むと毎回心が自由になる。 目からウロコの教えが山ほど」と述べている。
* バシャールはエササニ星に住む宇宙人の集合意識体。 そのメッセージを人間のチャネラーが本にした。